ロールスに似すぎ? プーチン大統領用リムジン 露アウルス社が制作
公開 : 2018.08.30 20:10
ロシアの自動車産業を発展させるべく国を挙げて設立された新ブランドのアウルスが、モスクワモーターショーでデビューしました。第1号車であるセナートは、大統領専用車も務めるリムジンです。やっぱり似ていませんか? これでよいのでしょうか。
もくじ
ー プーチンのために作られたクルマ
ー パワートレイン/ボディサイズは
プーチンのために作られたクルマ
ロシアの新たな高級車ブランドが誕生。その名はアウルス。その名義だけでなく、処女作となるセナートのルックスも、あの世界最高峰の高級車ブランドを思い起こさせるが、それはさておき、どんなクルマなのか見聞していこう。
今回は標準ボディでのお目見えとなったセナートは、いわく「妥協なきレベルの防弾/防爆性能」を提供し、公用車に供される予定。5月に行われた大統領就任式では、4期目となるウラジミール・プーチンを乗せてひとびとの前に現れている。
この高級車ブランドは、国産の大統領用リムジンが重要だと考えるプーチン大統領の指示を受けて設立された。運営するのは、NAMIことロシア中央自動車/エンジン科学研究所だ。
パワートレイン/ボディサイズは
セナートに搭載されるのは、NAMIがポルシェと共同開発した4.4ℓV8に電気モーターを組み合わせたハイブリッド・パワートレインで、598psを発生。9段トランスミッションと組み合わせ、0-100km/h加速は6秒を切る。非防弾仕様も設定され、そちらは860psの6.6ℓV12も選択できる。
ロールス・ロイスに対抗するこのロシア製サルーン、標準仕様は全長5630mm、ホイールベースが3300mmだが、6630mmの全長と4300mmのホイールベースを誇るロング版リムジンも用意される。
ともにプラットフォームはモジュラー方式で、基本設計は共通。サスペンションはガスダンパーを備えるマルチリンクで、駆動方式は4WDとなる模様だ。