国内試乗 新型ベントレー・コンチネンタルGT 歴代最高の完成度

公開 : 2018.09.01 18:40  更新 : 2018.09.03 16:26

巨体に見合わぬ俊敏さ

ステアリングシステムは電動だが、改良を施され、ドライバーへのフィードバック量が多くなるとともに、可変ラックレシオの採用で大きく操舵したときの応答性が高くなっている。

ベントレー・ドライブ・ダイナミクス・コントロール」のセレクターがシフトレバーの根元あたりにあり、「ベントレーモード」「コンフォートモード」「スポーツモード」が選べる。サスペンション、エンジン、ギアといったパラメーターが変更されるのだ。

コーナーとコーナーをつなぐ直線では、スピードのピックアップがじつに速い。軽くアクセルペダルを踏み込むんだけで、まさに矢のように次のコーナーの入り口までとんでいく。

スポーツモードはすごすぎて、一般道では手に余るほどだ。個人的にはベントレーモードを選んで走ったが、コンフォートモードでもかなり楽しめる。すごいものを作ったなあと、新型コンチネンタルGTにはいたく感銘を受けた次第だ。

全長4880mmの堂々たる大きさだが、動きはアスリートのようである。フェンダーをはじめとするボディ各所のふくらみが筋肉のように思える。筋肉質のスポーツクーペなのだ。

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