国内試乗 新型ベントレー・コンチネンタルGT 歴代最高の完成度
公開 : 2018.09.01 18:40 更新 : 2018.09.03 16:26
インテリアも洗練
すごいのは、オプションでシートに選べる「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」なる仕上げだ。クロスステッチのなかにもうひとつ小さな縦長のひし形のステッチが入れられる。
クロスステッチを入れるとレザーは縮むので、そこにもうひとつのダイヤモンドをきれいに刺繍するのは至難の技なのだそうだ。18カ月試行錯誤を繰り返したのちに実現にこぎつけることが出来た技術という。
デジタル技術も自然なかたちでインテリアには統合されている。ドライバー正面のメーターはTFT液晶。速度計と回転計を左右で入れ替えたり、必要な情報を表示させたりと、ドライバーの必要に応じてカスタマイズ可能だ。
ダッシュボードの中央にはナビゲーションシステムを含めたインフォテインメントシステムのモニターが備わる。エンジンオフのときはたんなるウッドパネルなのだが、エンジンをかけると回転してデジタル表示が表れる。いわゆる小技がいろいろ効いているのだ。
コンチネンタルGTについて書かれたベントレーのブローシュアを読むと、「発見に満ちた真の旅に誘ってくれるクルマ」とある。発見に満ちた旅の入り口は、じつはこのクルマそのものだろう。この喜びを見つけられるドライバーは真に幸福なひとだ。
ベントレー・コンチネンタルGTのスペック
価格 | 2568万円 |
全長×全幅×全高 | 4880×1965×1405mm |
最高速度 | 333km/h |
0-100km/h加速 | 3.7秒 |
燃費 | – |
CO2排出量 | – |
車両重量 | 2260kg |
パワートレイン | W型12気筒5950ccターボ |
使用燃料 | ガソリン |
最高出力 | 635ps/6000rpm |
最大トルク | 91.8kg-m/1350−4500rpm |
ギアボックス | 8速デュアルクラッチ |