アルピーヌA110 英国1号車を手にした男、どんなひと? インタビュー
公開 : 2018.09.08 10:10 更新 : 2021.05.13 12:00
シンプルなクラシックが好き
「ACエースやポルシェ356など、クラシックカーも何台か持っています。シンプルでエモーショナルなところが好きなんです。だから、また新車を買うなんて思ってもいませんでしたよ」
「でも、1年ほど前に旧友のゴードン・マーレーと雑談していたとき、彼が言ったんです。『ヴィック、小さな新しいアルピーヌA110を見なければいけないよ』とね。1960年代のアルピーヌは覚えています」
「そのヒストリーも知っています。レース用に作られたクルマで、大成功して、そして、とてもフランス的だと思います。とても小さくて可愛くて高性能。トレードマークはブルー。わたしにとってアルピーヌといえばブルーなんです。フェラーリといえば赤というのと同じです」
「ゴードンから聞いて以来、いくつかロードテストを読んだり、ネットで検索したりして、みんな激賞しているのを知りました。なんてすごいクルマなんだと。そこで俄然興味がわいてきたんです。
肥大化して低すぎる現代のスーパーカーとはあまりに違っていたからです。スーパーカーには興味ありません。まったく惹かれないんです。見せびらかすだけならいいですよ。でも実用的じゃないし、性能も使いきれないし、カントリーロードには大きすぎます」