アルピーヌA110 英国1号車を手にした男、どんなひと? インタビュー
公開 : 2018.09.08 10:10 更新 : 2021.05.13 12:00
ヴィック・ノーマン 驚きの5台
ACコブラ
「最初のコイルスプリングのクルマを買いました。モーターショーで一目惚れしたんです。サリー州のテムズ・ディットンにあるACの工場から受け取りました。素晴らしいクルマでした。信じがたいかもしれませんが、わたしはスーパースピード・フォード・エスコートV6と入れ替えたんです。こいつも素敵なクルマでしたが、特別なクルマではありませんでしたね」
フェラーリ250SWB
「子どもの学費を払うために、250SWBか250GTOのどちらかを売らなくてはなりませんでした。後者は本当に公道のレーシングカーだったので、SWBを残すことにしました。こいつでフランスを廻っていろんなファンレースに参加したものです。250GTOが持っているものはすべて持っていましたが、より実用的でしたね」
フェラーリ275GTB/4
「これはちょっと驚くようなクルマで、いつまでも手元に置いておきたかったクルマです。とても珍しいアルミボディの1台で、右ハンドルのアルミボディはこれだけだと思います。マイク・パークスがフェラーリのグランプリドライバーだった頃に乗っていたクルマです。とても美しいクルマですよ」
ジャガーDタイプ
「これはとても特別なクルマでした。よく外国に連れ出して走ったんですが、後ろに厚板がついているので、フェリーに乗り降りする際に地面にこすらずに済むんです。スコットランドのレーシングチームEcuireEcosseが持っていたクルマです。結局はマセラティ250Fに入れ替えてしまいました」
ポルシェ911 2.7 RSツーリング
「友人に魔法のようなクルマだよと言われたんで買ったんです。ちょっとアルピーヌと似てますね。友人というのはアラン・ド・カドネです。彼は軽量化バージョンを持っていました。移動のためなら最速のクルマでしたね。わたしの個体は当時のフェラーリ・デイトナより金のかかるクルマで維持するのが大変でした」