スズキ 「長安鈴木」を、長安汽車の100%子会社に
公開 : 2018.09.04 18:19
スズキが、中国・重慶市にある「長安鈴木」の全持分を、長安汽車に譲渡。「長安鈴木」は今後、長安汽車の100%子会社として経営を継続します。鈴木修会長のコメントが届きました。
業績影響 ほぼなし
スズキは、持分法適用会社である重慶長安鈴木汽車有限公司(以下、長安鈴木)のスズキ保有の全持分(50%分)を重慶長安汽車股份コフン有限公司(以下、長安汽車)に譲渡することで合意した。
スズキと長安汽車は、「長安鈴木」の将来発展に向けた協議を行い、その結果、下記の通り合意したという。
スズキは「長安鈴木」の全持分を長安汽車に譲渡し、「長安鈴木」は長安汽車の100%子会社として経営を継続する。
同時にスズキから派遣していた総経理は辞任。ただし、スズキは「長安鈴木」に対し、スズキ・モデルの生産・販売のライセンスを継続する。
今後、中国における法的手続きを行い、その完了を以って持分譲渡は完了する。
なお、今回の譲渡が今期の当社業績に与える影響はほとんどないという。
本件に関して、鈴木修会長は次のようにコメントしている。
「約25年前にアルトを投入し、中国市場の開拓に努力してきたが、中国市場が大型車の市場に変化してきたこともあり、今般、全持分を長安汽車に譲渡することとしました」