新型テスラ・ロードスター 欧州初披露 グランド・バーゼルにて
公開 : 2018.09.05 12:24 更新 : 2018.09.05 12:24
高度な自動運転装備も
他のテスラ車と同様、最新の自動運転装備が搭載されている。2016年第4四半期以降に生産されたテスラ車は8つのカメラで全方位を250m先まで監視することが可能だ。さらに12の超音波センサーにより障害物を検出するほか、是方レーダーにより豪雨、霧、粉塵の中でも安全性を確保できる。
ロードスターはワイヤレスでのアップデートが可能であり、納車後にもパフォーマンスや自動運転装備などがアップデートされる可能性がある。最近でも、テスラは加速性能やオートパイロット機能のアップデートを提供した。
テスラはモデル3の生産遅延問題の解消に取り組んでいる。40台以上の注文を受けたが、パーツ供給の問題により生産が遅延していた。マスクはこれを「生産地獄」と表現しており、2017年第3四半期には予定の1500台に対してわずか220台のみが生産された。
この問題と、新たなギガファクトリーへの投資が重なったことから、テスラは2017年第3四半期の決算において6億1900万ドル(691億円)の赤字を記録した。当時テスラは「モデル3の生産ボトルネックの解消に努めていますが、生産上の挑戦が多数あることから解消にかかる時間や、新たな問題の出現の可能性などは予測不能です」と語った。