新型アウディA8日本発売 量産車初、レーザースキャナー搭載 価格/内装
公開 : 2018.09.05 15:26
新型A8 四輪操舵/AIアクティブサス
シャシーについては、ダイナミック・オールホイール・ステアリング(四輪操舵)をオプションで用意。65km/h以下ではリアタイヤはフロントと逆方向に最大5°まで電子制御により操舵。都市部での取り回しの良さに貢献する。これにより最小回転半径は約0.5m小さい5.3mとなた。
中高速ではリアタイヤはフロントと同方向に操舵され、操縦安定性を向上する。
前後サスペンションアームは、ほぼすべてがアルミニウム製で、従来品よりも軽量に。電子制御式可変ダンパーと組み合わせたエアサスペンションは標準装備で、アウディドライブセレクトによってコンフォート、オート、ダイナミックなど任意でモード変更が可能となる。
また、「AIアクティブサスペンション」を2019年以降に導入するという。これは後述するレーザースキャナーやカメラセンサーを用い、路面の凹凸を先読みすることで、サスペンションストロークをアクティブ制御するもの。
四輪それぞれに最大1100Nmを発生する電動式アクチュエーターとコントロールアームが連結されており、48Vバッテリーを電源として直接的にサスペンションストロークを操作、その結果としてロールやピッチをアクティブに制御する。
ラグジュアリーセダンに相応しい滑らかでフラットな乗り心地から、まるでスポーティセダンのようなキビキビした身のこなしまでを実現するという。
またアクティブセーフティ機能も持ち、側面衝突が避けられないとセンサーシステムが判断した場合、ボディ片側を80mm持ち上げることで、衝撃を強固なサイドシルで受け止めることができ、キャビン変形と乗員への負荷を大幅に軽減する。