次期アウディR8、ハイパーカー級EVへ V10終焉が濃厚 ランボは?
公開 : 2018.09.06 11:10
ピュアパフォーマンス志向のEVへ
アウディは自社を電動化のリーダーと位置づけており、2025年ごろまでに80万台の電動車を販売する計画だ。これは世界規模で広がる厳しい排出ガス規制に応えるものだ。
初代R8が2006年にデビューした当時、アウディのラインナップ拡大を象徴するトップモデルとしてヒットを収めた。しかし、2015年に登場した2代目はそれと同様の成功とはいかなかった。2008年に欧州で3000台近くを売り上げたものの、現行型は1500台にすら届いていない。米国での販売も同様の傾向だ。
アウディはこの結果を見て、3代目R8の計画を中止したと見られていた。しかし、昨今の電動化の流れから再び計画が浮上したようだ。
ピュアパフォーマンス志向のEVとして、この3代目R8は現在販売中のクルマの中でも飛び抜けた数値を叩き出すことになるだろう。1000ps級の4WDであり、0-100km/h加速は2.0秒程度と予想されている。
電動仕様のアウディすべてに取りつけられるeトロンのバッジとR8の関連性を持たせるため、R8 eトロンという名称が再び使われる可能性が高い。9月に公開予定のアウディ初のEV車は単に「eトロン」と名付けられているが、一時はQ6 eトロンと呼ばれていた。