ダイソンは本当にクルマを作るのか EV研究施設公開 独占取材
公開 : 2018.09.08 16:10
家電大手が自動車産業に参入
ダイソンによると今後数カ月でさらに3つの施設が完成するというが、研究員はすでにリノベーションが終了したH86格納庫での作業を始めている。
ダイソンは最近、「デジタルモーター」という用語を自動車に対して使用している。「デジタルモーター」とは以前は家庭用品に対してのみ使われていた用語で、ブラシのない永久磁石を使った同期モーターのことを指し、現在市販されている多くのEVで使用されている。
ダイソンは最近この用語を欧州市場向けに商標登録したが、同社がこれを自動車に用いるのは初めてのことだ。ダイソン初の自動車は来年発売予定だが、それに先立ってEVプログラムの開発スピードを高めるべく、さらに300人の従業員を採用したいと考えている。
ダイソンは掃除機やドライヤー産業で先端を走っており、EVプロジェクトの従業員も400人を超えているが、ヒュラヴィントンへの移転に際して「さらに300人の従業員を探している」という。ヒュラヴィントン・キャンパスの面積は303ヘクタールに達し、いずれ英国で2番目に大きなダイソンの研究開発施設となるだろう。