初試乗 日産GT-R50 by イタルデザイン 1億円超の価格に見合うか
公開 : 2018.09.07 11:10
日産のコンセプトカーの中でもっとも高級な一台、GT-R50 byイタルデザインに試乗すること機会を得ました。独特のエクステリアを持つだけでなく、パフォーマンスも高められたこのクルマは1億4500万円という値札がつけられ50台が限定生産されます。
もくじ
ー 1億4500万円、50台限定
ー 独特なエクステリア 高められた運動性能
ー 上質なインテリア
ー カリフォルニアの公道へ繰り出す
ー 1億円超の価格に見合う?
1億4500万円、50台限定
ダットサンや日産のパフォーマンスカーと名声あるデザインスタジオであるイタルデザインがともに50周年を迎えた。そこで、これを記念した限定モデルとして日産GT-R50 byイタルデザインが誕生した。今回の試乗ではそのコンセプトカーに試乗したが、これは今後130万ドル(1億4500万円)のプライスタグを掲げ、50台限定で発売される生産モデルへのヒントが得られるはずだ。
ワンオフのコンセプトカーを運転するのはいつだって特別な体験で、GT-R50の初試乗も例外ではない。まず目に飛び込んでくるのは衝撃的なデュアルカラー。日産はこれをリキッドキネティックグレーとエナジェティックシグマゴールドと命名しているそうだ。
デザインは欧州や米国の日産デザインチームが共同で行い、エンジニアリングと最終組み立てはイタルデザインが行う。コンセプトカーが公道仕様であったため、市販モデルも同様のはずだ。
デザインは日産GT-R NISMOの2018年モデルをベースに行われ、日本からイタリア・トリノへと運ばれた。GT-R50のコンセプトが初めて発表されたのもイタリアで開催されるジュネーブ・モータショーで今年6月にはグッドウッドでヒルクライムも行っている。
その後はベルギー・スパでほんの少しの期間展示され、モントレー・カーウィークで生産バージョンへの関心を見極めるため、米国へと輸送された。グローバルプロダクトコミュニケーションマネージャーのニール・リーブによれば、世界中のカーコレクターの中から50人の購入者が見つかりさえすれば、2019年には生産に着手できるだろうとしている。GT-R50は続いて日本に輸送され、アジアでお披露目される。