初試乗 日産GT-R50 by イタルデザイン 1億円超の価格に見合うか
公開 : 2018.09.07 11:10
独特なエクステリア 高められた運動性能
現行GT-Rのエクステリアの特徴はフロントの迫力に尽きる。GT-R50ではこれが少々トーンダウンしており、代わりに流行のエナジェティックシグマゴールドのアクセントが取り入れられている。
一方、サイドをみると何かが変わっていることに気づくはずだ。実はルーフが5.3cmほど低くなっている。さらに、リアのハイマウントストップランプは、これまで見た中でもっとも独特な形状をしている。ルーフトップに備わる半透明のフィンが光るのを見逃すことはないだろう。
リアはエナジェティックシグマゴールドに塗られたデッキが目を引くが、新たにポップアップ式のリアスポイラーを装備したことも見逃してはならない。イタルデザインの担当者にボンネットを開けるよう頼んだところ、ふたりがかりの作業だったのには驚いた。
エンジンについては、標準モデルの600psを上回っており、日産のパフォーマンスチューニング部門のNISMOによると、3.8ℓツインターボV6エンジンは710ps、79.5kg-mに達している。
そのために、競技用スペックのターボチャージャーやインタークーラー、ヘヴィデューティーナクランクシャフトやピストンが採用されている。トランスミッションは6速デュアルクラッチシーケンシャルと変わらないが、前後のディファレンシャルは変更されている。