BMW X4、どんなひとが買う? 車種が急拡大、BMWの思惑さぐる
公開 : 2018.09.07 17:10
X4にみる、BMWの「本気度」
Xシリーズも乗用車系と同様、コンベンショナルなSUV(前述のようにBMWではSAVと呼ぶが)は奇数、そしてクーペ風のスポーティSUVはSAC(スポーツ・ユーティリティ・クーペ)と呼ばれ、偶数が与えられる。
今回フルモデルチェンジされたX4はX2とX6の中間サイズにあたる。
いまやBMWといえども、全販売台数の約1/3をXシリーズで占めているという。日本市場でも、2010年から2017年の7年間で、Xモデルの販売台数は約2倍に増えている。おそらく、この増加傾向はこれからも変わらないに違いない。
それゆえ、X4は先に登場したX3同様、新世代のFRプラットフォームを採用している。今年中にはワールドプレミア予定の、新型3シリーズを差し置いて、だ。
世界中のミドルセダンのベンチマークである3シリーズ用に開発したプラットフォームを、SUVに先に使ってしまう。
もちろんパイロット的な意味合いもあるだろうが、それだけX3やX4にかけるBMWの思いが感じられる。