マセラティ・グランツーリスモMC 2018 最後の試乗 ロマンスこそ存在意義

公開 : 2018.09.12 12:00  更新 : 2018.09.12 16:11

数々のオプション 大量のカーボン

そして、昨年には2度目のフェイスリフトによって、モデルがスポーツと今回テストに連れ出したMCだけに絞られ、両者とも4.7ℓへと拡大された排気量から460psを発揮し、ZF製6速オートマティックを介してリアだけを駆動している。

今回のテスト車両には数々のオプションが搭載され、価格がベースモデルの10万7865ポンド(1572万円)から12万6989ポンド(1850万円)へと上昇している。


主なオプションとしては、960ポンド(14万円)のアルカンターラ製ヘッドライニング、標準装備だと思うかも知れないが実際には420ポンド(6万1000円)のオプションとなるMC アルミニウムペダル、多くのカーボンを使用している1740ポンド(25万4000円)のスポーツライン・インテリアと、960ポンド(14万円)のカーボンカバー付ステアリングホイールといったものが含まれている。

実際、カーボンの使用はこれだけに留まらない。272377のシャシー番号をもつテスト車両には、合計で6000ポンド(87万4000円)以上にも達する3つのカーボンインテリアパックと、エクステリアにはトランクリッドのスポイラーに代表される2280ポンド(33万2000円)のオプションが装着されていた。そのすべてが2000年代前半を思い起こさせる、イタリア風に煌びやかでカーボン繊維のハッキリとしたものであり、テスターの目には好ましく映ったが、多くは違う意見を持つかも知れない。

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