ベトナム「ヴィンファスト」 ピニンファリーナ起用 BMWベースの2車種投入へ

公開 : 2018.09.13 18:10

ベトナム初の自動車メーカー、ヴィンファストが始動しました。先代BMW 5シリーズやX5をベースとするフラッグシップ2モデルの投入のほか、ヴォグゾールを改良した小型車、電動スクーターなどさまざまな車種を2019年から生産する計画です。

もくじ

2019年秋に本格生産開始
世界各国の自動車エンジニアを採用

2019年秋に本格生産開始

ベトナムの新興自動車メーカー、ヴィンファストはそれぞれ先代BMW 5シリーズとX5をベースとする2車種をパリ・モーターショーで公開する。来年後半には新開発のEVを発表予定だ。

パリで発表予定の名称不明の2モデルは、BMW製N20ユニットをベースとした2.0ℓガソリンターボエンジンを搭載し、FRと4WD仕様が用意される。このモデルは2019年3月に試験生産が開始された後、ハノイから110kmほど離れたハイフォン近郊の新工場が完成次第9月から本格的な生産が行われる。

これらのモデルはイタリアのデザインハウス、ピニンファリーナと共同でデザインされたものだ。両社は2017年8月からそのスケッチ作業を開始しており、10月までには20前後の案が出たという。その1カ月後には最終デザインが決定し、1月にモックアップが完成した。

この新工場では、電動スクーターの生産も行う予定だ。一方、ヴィンファストは英国でヴォグゾール・ヴィヴァとして販売されている車両のライセンスも取得している。これもデザインに手が加えられたのち、2019年秋からベトナムで販売される。1.0ℓマニュアルを搭載するタクシー仕様と、1.4ℓCVTの2種類が設定されるようだ。

おすすめ記事

 

人気記事