ロードテスト ポルシェ・カイエン ★★★★★★★★☆☆
公開 : 2018.09.15 10:10 更新 : 2018.09.18 17:09
使い勝手 ★★★★★★★★☆☆
ダッシュボードへシームレスに組み込まれた12.3インチのタッチパネル式ディスプレーは、初めて見るとその大きさに違和感を覚えるかもしれない。これはポルシェ・コミュニケーション・メネージメントシステムの最新版で、操作はスマートフォンのよう。メディアやナビゲーション、カスタマイズ可能なホームページで照会した車両パラメータなどにアクセスできるアプリが組み込まれている。グラフィックはかなりシャープで、操作への反応に遅れはほとんどない。ただし、アイコンのいくつかが、走行中に扱うには小さすぎる。
スマートフォンとのコネクティビティについては、Apple CarPlayのみが用意される。しかし、Bluetooth接続機能が標準装備され、電話操作や音楽選曲などは容易だ。USBポートはセンターコンソールのコンパートメントと後席側に、それぞれ2口ずつ配置される。
このターボには、14スピーカー・出力710WのBoseサラウンド・サウンドシステムが装着される。標準モデルの150Wオーディオとは雲泥の差だ。
視界
このサイズのクルマに期待される、良好な視認性をみせる。後方視界がやや限定されるが、そこはカメラとセンサーが補ってくれる。
燈火類
マトリックスビームとポルシェ・ダイナミック・ライトシステム・プラスを備えるLEDヘッドライトは、1082ポンド(約16万円)のオプション。今回は、それを試す機会はなかった。
ステアリングとペダル
ステアリングコラムの調整幅は大きい。右ハンドル車はわずかにペダルがオフセットしているが、不快なほどではない。