三菱アウトランダーPHEV 英国では「高級車」 2018年型、試乗の評価は
公開 : 2018.09.14 12:10
新エンジン、排気量拡大 バッテリー性能も向上
今回の小改良では、エンジンが2.0ℓから2.4ℓへと変更されているほか、バッテリーの性能も12kWhから13.8kWhへと向上している。
その結果、フロントのエンジンとリアのモーターのどちらも10%程度パワーアップを果たしている。
また、シャシーやサスペンション、ステアリング、ブレーキだけでなく、スタイリングや装備類についても変更されており、ハンドリングや上質感、ルックスなどの洗練度が増している。
WLTPテストサイクルは当然ながら従来のNEDCよりも厳しく、EVとしての航続距離やCO2排出量、燃費のどれを取っても従来よりも悪化しているように思われる。
例えば、航続距離(家庭で4時間充電後)は53kmから45kmに、燃費は68km/ℓから59.1km/ℓになっている。しかし、これは測定方法が変わったからであって、実質的に大した差はない。
それに実際の効率は多少改善していると思われる。PHEVは新エンジンを搭載してトルクが増しており、オットーサイクルとアトキンソンサイクルを自動的に使い分けることで、軽負荷での燃費向上を実現しているほか、レスポンスの向上にも繋がっている。