三菱アウトランダーPHEV 英国では「高級車」 2018年型、試乗の評価は

公開 : 2018.09.14 12:10

どんな感じ?

リラックスできるクルマ

良くなった部分もあるが、全体の9割は従来と似たようなものだとAUTOCAR英国編集部は考えている。

溶接部分の強度向上や新しいショックアブソーバーやステアリングラックの採用、タイヤのサプライヤー変更による変化はハンドリングのレスポンスやボディコントロール、乗り心地に対して、良い変化を与えているが、そこまで大きくはない。

新設されたスポーツモードを選択すると、スロットルレスポンスは鋭く、ハンドルは重くなるが、特に納得のいくモードではない。

やはりこのクルマが素晴らしいのは、静かにリラックスした所作で走っている時だ。アクセルを深く踏み込めば、性能が向上したモーターや大型化したエンジンのおかげで、従来よりもわずかに向上した性能が確認できるが、決して法外に速いわけはない。エンジンの回転は上がっていくもののハンドルと繋がっている感じが薄いのだ。

つまり、アウトランダーの基本的な性格は変わっておらず、だからといって変える必要も感じられない。加えてEVモードでは、穏やかに走らせれば気持ちの良いクルマだ。

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