英国流、財布にやさしいクルマ道楽のすゝめ(3) サーキットを徹底して攻めるなら

公開 : 2018.09.17 06:10  更新 : 2021.03.05 21:43

番外編:サーキットでクルマの実力を最大限に引き出すには

モディファイを考えたり、サーキットで蛮勇を振るう前に、まずは車両コンディションに問題がないことを確認しておく必要がある。

つまり、冷却水やオイルなどが適切な管理され、サスペンションにも問題がなく、ブレーキディスクとパッドに十分な残量があって、マフラーもしっかりと固定され、タイヤの溝もそれなりに残っているのを確認するということだ。

とくに安価にサーキット走行を楽しみたいと思っているのなら、こうした点が非常に重要になる。

すぐにモディファイの必要性を感じることになるだろう。最初に気付くのは、スタンダードなブレーキシステムではサーキットには太刀打ちできないということだ。

より高性能なパッドとフルードであれば、耐フェード性を向上させ、ドライバーのフラストレーションを和らげることができる。

さらに、強化ホースを使用すればより一層ブレーキ性能を上げることができる。マツダMX-5向けには、EBCから溝付きディスク、パッド、フルードとホースを含んだブレーキアップグレードキットが252ポンド(3万6000円)で発売されている。

次に来るのがタイヤであり、おそらくAvon ZZRのセットと、さらにコイルオーバーサスペンションも気になるはずだ。

ビルシュタインからは600ポンド(8万6000円)前後で、様々なモデル向けに強化スプリングとダンパーのセットが発売されている。

エンジンのパワーアップを考えるくらいなら、その前にサーキット向けハーネスとバケットシートを準備するのが先決だ。

しっかりとシートに固定されることは、どんなパワーアップよりも大きな違いをもたらしてくれる。

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