ポルシェ・パナメーラS Eハイブリッド
公開 : 2013.04.03 16:42 更新 : 2017.06.01 01:50
ポルシェは410bhpのハイブリッド・エンジンを搭載したパナメーラS Eハイブリッドを発表する。このモデルは、32.2km/ℓの燃費と100g/kmを切るCO2排出量をマークするモデルだ。ちなみに、現行のハイブリッドは159g/kmだ。この新しいEハイブリッドの燃費は、現行モデルよりも56%も良いとされる。ちなみに、ポルシェがパリ・モーターショーで発表したスポーツ・ツーリズモ・コンセプトは、29.0km/ℓの燃費と、82g/kmのCO2排出量をマークしている。
そのパワー・ユニットは、3.0ℓのV6エンジンと電気モーターとの組み合わせで、モーターはリチウム・イオン・バッテリーによって動かされる。
パフォーマンスは、0-96km/h加速が5.5秒、最高速度は269km/h。0-96km/h加速のタイムは現行モデルよりも0.5秒速い。
その3.0ℓV6エンジンは、完全に新設計のエンジンで、316bhpを発揮する。これに9.4kWhのバッテリー・パックによって駆動される94bhpのモーターが組み合わせられることとなる。このバッテリー・パックは、現行モデルの5倍の容量を持つ。電力のみで18kmから35kmほどの走行が可能で、最高速度も134km/hまで出すことができる。
このEハイブリッドは、上海モーターショーで、フェイスリフトされるパナメーラと一緒に発表される予定だ。
ちなみに、Eハイブリッド以外のパナメーラにも大きな変更がある。
パナメーラSとパナメーラ4Sのエンジンが、それまでのナチュラル・アスピレーションの4.8ℓV8から、ツインターボ3.0ℓV6となる。パワーは19bhp上がった413bhpに、トルクは1.9kg-m上がった53.2kg-mとなり、燃費も18%改善されることになる。
外観上は、先週AUTOCARがスクープしたように、リア・スタイルがスムーズに変化するのが大きな特徴。また、より広いリア・ウイングとポップ・アップ・スポイラーも変更される。また、リアのナンバープレートの掲示位置も変更される。