メルセデス-AMG A35公開 2.0ℓターボは306ps S3/ゴルフRなどに対抗
公開 : 2018.09.19 11:28 更新 : 2018.09.19 11:29
エンジンの改善点多数
A35 AMGの心臓部に搭載されるのはA250に搭載されるメルセデス製M260エンジンを改良したものだ。AMGは新設計と説明しているが、83.0mmのボアと92.0mmのストロークや、アルミニウムダイキャスト製のクランクケースはA45のM133と共通だ。
このユニットの改善点は、背圧の低い専用チューンのツインスクロール・ターボチャージャーと、カムトロニック可変バルブコントロール、それに専用のシリンダーライナーなどが挙げられる。またこのエグゾーストシステムは自動開閉のフラップが設けられ、ドライビングモードに応じてサウンドが変化する。
このユニットの306ps/5800rpm、40.8kg-m/3000-4000rpmというスペックはA250に搭載されるバージョンより82ps、10.6kg-m増強されている。ただし、M133を搭載するA45 4マティックと比べると75ps、7.6kg-m劣っている。
より激化するプレミムブランドの競争に参加するライバルのM140iに搭載される3.0ℓ直列6気筒ターボは360ps、51.0kg-mだ。さらに4WDのアウディS3は310ps、38.7kg-mを発揮する。