新型アウディA7スポーツバックに試乗 A8との関係、2018年型の評価は
公開 : 2018.09.20 11:10 更新 : 2018.09.20 12:13
どんな感じ?
室内の印象/入力に対する反応
軽井沢をベースにした試乗会で乗ったのは、限定車のファーストエディションだった。ボディはルーフの低いクーペスタイルだが、さすがに全長5m近いサイズだけに居住空間に不足はなく、リアシートもレッグルームは充分、ヘッドルームにも窮屈な感じはない。
ダッシュボードやコンソール周辺は大型のディスプレイに占められ、全体にテラッとした質感が目につくが、アウディらしく仕上げの水準は高い印象を与える。低めの着座位置を設定することが可能なドライバーズシートに身体をあずけて、走り出す。
3ℓV6ターボエンジンはレスポンスが素早く、7段Sトロニックとの組み合わせによるパフォーマンスは、特に鮮烈な印象は与えないものの、0-100km/h加速は5.3秒というだけに、充分なものだ。軽井沢から浅間高原への上りも、活発にこなしていった。
印象的だったのは、ステアリング操作に対するレスポンスが低速から素早いことで、切り込むと同時にノーズがクイックに向きを変える。
そこには、20インチタイヤとともに、ファーストエディションに標準装備されたダイナミックオールホイールステアリング=4輪操舵が大いに効果を発揮しているに違いない。