アウディeトロン デザイン無難? SUVのワケは? デザイナーに質問
公開 : 2018.10.01 10:40 更新 : 2018.10.01 16:22
アウディ初のEV専用モデル、eトロンの発表の場において、そのエクステリアデザインを担当したステファン・ファー-ベッカーにインタビューを行いました。最終的なこのデザインに至るまでの過程や、今後の方針について話してくれました。
Q&A エクステリアデザイナー、ステファン・ベッカーに訊く
――なぜ初めてのEVをこのデザインにした?
「まず第一に、SUVであることが重要でした。バッテリーを車体下部に搭載する場合、ルーフを高くする必要があります。テスラ・モデルSはその代わりに車幅を広くすることで対応しています」
「もっと奇抜なデザインにする案もありましたが、それでは顧客は『もっとカッコ良いEVはできないの?』と思うでしょう。ひとびとは大きすぎる変革を受け入れてくれないのです」
――最も困難だったことは?
「適切なルーフラインを見つけることです。スポーティかつ空力にも配慮しつつ、SUVらしさを求めました。航続距離を確保しながら、ひとびとがSUVだと認識できる車高を決める必要があったのです」
――将来のeトロンにも共通するものは?
「シングルフレームグリル以外では、前後のライトは共通テーマとなるでしょう。ホイールはさらに空力を追求しながらスポーティにしていきます。そして、バッテリーの搭載位置が目で見てわかるようにしたいのです。今回のeトロンでは側面にくさび状のラインが入っているのはそのためです。