「非凡な」17種類のエンジンたち 前編
公開 : 2018.09.29 06:10
V型2気筒(1889年)
Vツインを、クルマに積むメリットは多い。コンパクトで、トルクがあり、概して軽い。それらは、多くがオートバイ由来であることと関係している。はじめてVツインを積んだクルマはダイムラーのシュトールラートヴァーゲンだが、この構造が一般的になったのは1920年代にGNやモーガンがスポーツモデルに採用するようになってからだ。
そうしたVツインを用いた設計が、今もって生き残っているのはモーガンの3ホイーラーだ。S&Sの大ぶりな2.0ℓユニットは、日本仕様で81psをマークする。