直列8気筒（1919年）

黎明期のクルマたちに用いられた多くのエンジンと同じく、直8はもともと航空機用に開発された。細長く空力に優れた形状は、飛行機には理想的だったのだ。それをクルマに搭載した最初の例はイソッタ・フラスキーニで、1920年にはレイランド・モーターズもこれに続いたが、知名度を高めたのは欧州ではブガッティ、アメリカではデューセンバーグだった。

ブガッティは高級車だけでなく、さまざまな軽量モデルでレースにも参戦。デューセンバーグはインディ500やいくつものグランプリ、ボンネビル・ソルトフラットでの最高速チャレンジなどに直8を供した。

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