「非凡な」17種類のエンジンたち 後編

公開 : 2018.09.30 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03

水平対向8気筒(1968年)

長らく航空機分野で支持されたフラット8。生産コストはかさむが、それ以上にスムースさのメリットは大きく、それゆえにポルシェは908にこのエンジン形式を採用した。スポーツカーレースのために開発されたユニットは、1968年に導入された新たなグループ6規定を有効に利用するため、排気量はルール上の最大値となる3.0ℓとされた。

順風満帆とはいかなかったが、出力は新開発ユニットとしては上々の355ps。翌69年には改良により完成の域に達し、ポルシェは71年まで3年連続で世界選手権のメイクス王者に輝いた。

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