EV 運転スタイルによる航続距離の差は? 2台のジャガーIペースで検証
公開 : 2018.09.30 10:10 更新 : 2018.12.20 11:26
充電設備の普及促進へ
イオニティを創設した主な理由は、各国政府が充電インフラをばらばらに立ち上げるのをイオニティ・メンバーの自動車メーカーは待っていられないからだ。イオニティ充電設備の普及により、新規格「コンバインド・チャージング・システム」のコネクターが産業界の標準となることが期待されている。
現状では4種類の異なった充電器規格が併存している。イオニティはテスラを含め他の自動車メーカーの参加を期待しているが、これまでのところ石油会社からの投資は断っている。
イオニティに加え、E.ONとクレバー・ネットワークスが2020年までに欧州全土に220基の180kWスタンドを設置する予定だ。またポッドポイントは英国全土に150kWの充電器を多数設置する計画であり、EUファンドのウルトラ-Eコンソーシアムも、オランダからオーストリア一帯に175kW充電器の「回廊」を設置中だ。
シェルは2020年までに英国に40基の高出力充電器を設置する計画に参加している。これは英国ですでに利用可能な1656基の50kW充電器(今回のIペースの旅行で使用したもの)に上乗せされるものだ。