EV 運転スタイルによる航続距離の差は? 2台のジャガーIペースで検証

公開 : 2018.09.30 10:10  更新 : 2018.12.20 11:26

2度めの充電

レーンが50kWのチャージャーをバッテリーが空のIペースにつないでしまったからだ。今いるのはAUTOCAR本社から225km離れたところだ。そのためか、レーンは標準の45分充電をもう1本とコーヒーを買った。その間は待ちである。この90分の2回の充電で、彼のクルマの航続距離は250kmに回復した。

わたしの赤いIペースは50kWのチャージャーで45分充電を一回しただけ。航続距離は224kmだ。セッジムア・サービスエリアからオフィスに帰るには距離が足りないが、これは高速道路を100km/hで静かに走れば増やすことができると思った。

しかし140km先のシーブリー・サービスエリアに着くころには、わたしの航続距離は19kmまで下がってしまった。そこで、もう1台は必ずしも望んではいなかったが、またコーヒーブレークを取ることにした。さらに45分充電したことで航続距離は106kmになった。これでAUTOCARオフィスまでの最後の79kmは大丈夫なはずである。

実際、到着した時は残り37km、バッテリー残量は11%だった。回生発電が働く市街地走行で距離が延びたようだ。しかしそんなに緊張は和らがなかったし、ジャガーのカーナビでは近くにあるチャージャーがどのタイプか分からないという事実に変わりはない。正体不明の電源の場所が表示されるだけだ。

ここまで、13時間走って528kmの旅を終えた。かなりの時間を写真撮影にとられたが、セッジムア・サービスエリアから先は、3回目の充電停車を避けるため、Iペースの性能からすると大幅にゆっくりとしたペースで走らなければならなかった。レーンはロンドンの自宅に着くまでにさらに2回の充電が必要だった。

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