ミニの将来 方針転換か BMWと長城汽車の提携が鍵

公開 : 2018.09.28 10:40

BMW、中国進出の理由

第4世代ミニは以前として英国で生産されることになるが、中国市場向けは中国で生産される可能性が高い。2017年には、中国では3万5000台のみが販売された。しかし、国内生産による価格面での優位性により販売台数が急増する可能性がある。

BMWが中国に協業相手を求める理由のひとつとして、その開発コストが欧州に比べて非常に安いことが挙げられる。開発費用の差は車両価格にも反映されるだろう。

また、1万6000ポンド(236万円)程度からの価格をつけるミニのようなクルマにとって、西洋人エンジニアの高い賃金は大きな負担となる。一方、BMW2シリーズ・アクティブツアラーは2万4000ポンド(354万円)程度からであることから、FAARプラットフォームも使い安いだろう。

伝統的に、ミニは幅広いオプションによって収益性を確保している。しかし、スタンダードな装備が向上すれば、この傾向は薄まることになる。

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