「既成品」は嫌? ワンオフ車の世界 唯一無二のクルマに乗る5人
公開 : 2018.09.29 10:10
サーキットやドラッグレースなどに照準を当て、狂ったまでに過激なワンオフカーづくりに、血と汗と涙そして膨大なお金をつぎこんだひとびとを取材しました。ベース車の影すらないほどのルックスとパフォーマンスを手に入れたマシンたちをご紹介します。
もくじ
ー ワンオフカーにハマるひとびと
ー セアト・アローザ・ドラッグカー
ー オートバイエンジン2基を詰めこんだキットカー
ー ニュルブルクリンク用兵器、2代目フォルクスワーゲン・ゴルフ
ー サーキット仕様スコダ・シティゴ
ー 豆スーパーカー、ヴォグゾールVX220
ー 英国中古車サイト「ピストンヘッズ」で見つけたワンオフカー5選
ワンオフカーにハマるひとびと
英国ではありふれたことだが、車庫や作業場もしくは納屋のようなところでも、機械いじり好きあるいは整備士をめざすひとびとは日夜手をよごして作業に励んでいる。
多くはごくふつうにクルマを整備しているのだが、なかにはボディのカスタムや走行メカニズムの改造におよぶこともある。
そしてごくわずかながら、何週間もこもって作業していたかと思えばとんでもない代物を創りあげて再び外界に現れるものまでいたりする。オートバイ用エンジン2基を積んだ軽量な競技車両とか、今どきの高性能セダンよりも速いディーゼルエンジン搭載のスーパーミニといった代物だ。
なぜそうなの(または、そうでないの)?! と聞かずにはいられない並はずれたワンオフカーの世界を、とくとご覧いただきたい。