新型プジョー508試乗 ドイツと異なるフランス流アプローチ 残価にも強み
公開 : 2018.09.27 10:40
「買い」か?
最後はお好み次第 下取り価格に強み
プジョーが創り出した新型508はバランスに優れ、素晴らしいルックスと、充実した装備を備えたモデルに見えることだろう。そうしたモデルをお探しなら、このクルマを選ぶ理由は十分にある。だが、同じことは3シリーズにも、A4にもいえる。そして、フォード・モンデオであれば、508がもたらしてくれるものをはるかに安価なコストで実現してみせるのだ。
つまり、よくあることだが、最終的にどのモデルを選ぶかというのはそれぞれの好みということになる。この魅力的なフレンチサルーンに惹きつけられるひとびとがいる一方で、ドイツ車のテイストを好むひとびともいるのだ。個人的には508の方が好ましく思えた。
さらに英国の場合、このクルマにはアウディやBMWのライバルモデルよりもその価値を保つことができるという利点もある。フレンチサルーンはその下取り価格が長年にわたり弱点とされてきたが、新型508は3年後、走行距離5万8000kmの車両でも41%の価値を残すと予想されている。対照的に現行320i MスポーツとA4 Sラインでは、その残存価値はわずか38%とされており、こうした点も見逃すわけにはいかないだろう。
プジョー508 1.6 ピュアテック 180 GTラインのスペック
価格 | 3万1200ポンド(467万円) |
全長×全幅×全高 | – |
最高速度 | 230km/h |
0-100km/h加速 | 7.9秒 |
燃費 | 18.2km/ℓ |
CO2排出量 | 125g/km |
乾燥重量 | 1420kg |
パワートレイン | 直列4気筒1598ccターボ |
使用燃料 | ガソリン |
最高出力 | 180ps/5500rpm |
最大トルク | 25.4kg-m/1650rpm |
ギアボックス | 8速オートマティック |