アストン マーティン初のSUV「DBX」 2019年発売 年販1万4000台めざす
公開 : 2018.09.26 22:00 更新 : 2018.09.26 22:01
成長プランの核心となるDBX
2014年にアンディ・パーマーがCEOに就任して以来、アストン マーティンは大きく変わった。
2018年前半の課税前の利益は、2070万ポンド(31億円)にのぼる。昨年は、2010年以来はじめて黒字を計上した。
パーマーは、セカンドセンチュリープランと呼ばれる計画に基づく成長を支えてきた。これは、7年間にわたり毎年1車種のペースで7車種を発表し、7年のモデルライフの間にさまざまな派生車種や特別仕様車を投入していくというものだ。
すでにDB11、ヴァンテージ、DBSスーパーレジェーラが登場し、第4のモデルとなるのがDBXである。パーマーに言わせれば、このブランドにとって、未来への火を灯すモデルということになる。
セカンドセンチュリープランの中間に当たるそれは、アストンをこれまで以上の成長に導くポテンシャルの持ち主だ。
既存のライバルが持ち得ないパフォーマンスと豪華さの融合をめざし、急成長を続ける高級SUVマーケットのど真ん中へ斬り込む。
デザインは最終段階にあり、技術面もほぼ完成。生産設備の準備も着々と進行中で、セントアサンの塗装工場は80%ほどできあがっている。量産ラインから初号プリプロダクションが送り出されるのは、来年の第1四半期となる見込みだ。