トヨタ、GRブランドを欧州へ導入 第1弾は86

公開 : 2018.09.27 07:10  更新 : 2021.03.05 18:46

GRにはル・マン制覇の最終兵器も

ヤリスも86も、GRバージョンはベース車よりパワーアップを果たす見込みだ。それでもヤリスGRは、212ps/25.5kg-mのヤリスGRMNよりはややライトにとどまるだろう。また、公開されたビデオに付け加えられた「パッション・フォー・スピード」なる文言は、86GRが標準仕様より速くなることを匂わせている。

86GRは、86のモデルライフ終盤に追加されると予想される。一般的なサイクルが7年程度であることを考えれば、フルモデルチェンジも近いとみられるが、次期モデルが登場すればそちらにもGRバージョンは用意されるはずだ。それにより、メカニズムを共用するスバルBRZとの差別化も明確になるだろう。

86GRがどのようなルックスか、そのヒントになるのが、昨年の東京モーターショーで公開されたGR HVコンセプトだ。さらに今年の東京オートサロンでは、GRスーパースポーツと銘打ったマシンを披露し、市販化を目指すと発表。こちらはル・マンに近く設定されるとみられる、ハイパーカークラスへの参戦を見越したものだというのがもっぱらの噂だ。 

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