アウディ、350kW充電に対応へ 12分で80%充電 2020年〜

公開 : 2018.09.27 18:10

アウディは、バッテリー技術の向上により、2020年に発売されるeトロンGT以降のモデルは350kWでの充電に対応すると発表しました。12分間で最大80%までの急速充電が可能になります。これにより、EV最大の弱点である航続距離問題が大きく改善します。

12分間で80%までの急速充電

アウディは、2020年までにEVの充電技術を向上させ、12分で80%までの急速充電を可能にすると発表した。同社初の完全EVであるeトロンは、150kW充電器により80%までの充電に30分を要する。

しかし、この150kW充電器はアウディ、BMWフォード、メルセデスなどが協力するイオニティのネットワークによるものだ。これらはバッテリー技術が進化すれば350kWでの充電にも対応する。

2020年に発表予定のアウディ第3のEV、eトロンGTはこの350kW充電に対応するとのことだ。Eトロンの製品マーケティングマネージャー、ヨハネス・エクステインが認めた。

現在のバッテリー技術は350kW充電には対応していない。しかし、次世代型ではこれに対応するとのことだ。10分で充電ができるとなれば、EV最大の懸案である航続距離の問題を解決し、実用性が飛躍的に高まるだろう。一般的にガソリンや軽油の給油には平均で7分間を要している。

2020年に登場するポルシェタイカンも、350kW充電により「15分間の充電で400kmの走行が可能」とされている。

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