試乗 外はディフェンダー、中はラリーカー ボウラー・ブルドッグ 抜群の走破性

公開 : 2018.10.10 10:20

オフロードでも目を見張る走り

ステアリングの操作感も素晴らしくフィールに満ちている。ギアリングはロックツーロック2回転半弱なので、ハンドリングはとてもダイレクトで正確だ。ディフェンダーについてこんな風に書かれるとは夢にも思わなかったって? これはディフェンダーとは違うのだ。あしからず。

一方、オフロードでは、サスペンションは水を得た魚のごとくどんなショックでも吸収する。ブルドッグは、石が激しく下回りを打ちつけるような轍だらけの砂利道を110km/h以上で駆け抜けることができる。

ほとんどの四輪駆動車なら50km/h以下でしか走れないような道だ。衝撃がきそうな酷いバンプでも、大きなサスペンションストロークがショックを呑み込んでしまう。

サスペンションは砂丘で3、4mほどジャンプしても安全に着地できるよう設計されているので、大きな泥のくぼみ、サッカーボール大の石や深い轍があっても、気にしなくて大丈夫と思うかもしれない。その通りであるが、実際には気にした方が良い。無鉄砲にスピードを出しすぎて事故を起こす前に。もちろんわたしは大丈夫だった。それにしても、こんなタフなクルマは運転したことがない。

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