アウディQ3試乗 ボディサイズ拡大 エンジンとトランスミッションに不満
公開 : 2018.10.04 10:10
バリュー・フォー・マネーなモデル
だが、Q3でもっとも注目すべきはそのバリュー・フォー・マネーの高さだろう。エントリーモデルとなる1.5ℓ 35TFSIエンジンを積むスポーツトリムであれば、そのスタートプライスは3万1000ポンド(460万円)ほどであり、それでもLEDライト、MMIナビゲーション+インフォテインメントシステム、10.2インチバーチャルコックピットスクリーン、リアパワーゲート、リアパーキングセンサー、クルーズコントロールにレーンディパーチャーウォーニングといった数々の装備は標準となっている。
英国では、その他にSラインとフォアシュプルングのふたつのトリムレベルが設定されるが、もっとも売れ筋となるのはSラインだろう。
発売当初から3種類のTFSIガソリンエンジンと、1種類のディーゼルエンジンが展開されることになる。そのなかでも、もっとも多くが選ぶと予想されるのが、今回テストした35TFSIと呼ばれる150ps/25.4kg-mを発揮する1.5ℓTFSIエンジンであり、その後には35 TDIの名を持つ150ps/34.7kg-mの2.0ℓディーゼルが続くことになるだろう。
なお、190psを発揮するディーゼルエンジンも後から追加される予定だ。すべてのエンジンで6速マニュアルか7速Sトロニック・デュアルクラッチとの組み合わせが可能であり、さらにはそのすべてでFFと4WDを選択することができる。
電動パワートレインは設定されないが、将来的にはプラグインハイブリッドの搭載が見込まれている。