BMW ミニとロールス・ロイス工場を一時閉鎖へ 英EU離脱直後
公開 : 2018.10.03 17:40
離脱後も英国からの撤退なし
「この工場閉鎖は必要なカリナン生産初年度に必要なメンテナンスと再調整を兼ねるものです。また、2019年3月29日に英国がEUを離脱することによるサプライチェーンの遅延に対処できるよう計画されています」
以前BMWグループの通関責任者であるステファン・フレイスマスが「われわれは常にあらゆる状況に対処できるよう準備していますが、もしサプライチェーンが国境で止められるようなことがあれば、われわれは英国での生産を続けることができません」と述べた。しかし、これはのちにBMW UKのイアン・ロバートソンCEOが否定している。
ロバートソンはBMWが英国のEU離脱後も工場を閉鎖することはないと説明した。「われわれは英国での事業と従業員を守らねばなりません」と語った。
オックスフォード工場は世界110カ国に向けたミニを生産している。BMWグループのハラルド・クルーガーCEOは、オランダでもミニを製造していることに触れた。もし不利な条件でのEU離脱となった場合、その生産の一部をオランダに移す可能性もある。