ルノー・チーフデザイナー語る プレミアムと大衆車、今後の展開 一問一答

公開 : 2018.10.04 11:10

クリオのデザインはフェラーリより楽しい?

――EZアルティモは、今後の市販モデルにも影響を与えますか?

「そうですね、次期クリオでは、それはないでしょうが、かなりディテールの部分まで検討しています。ライトの特徴的な形状や、ロゴ周りの処理などですね。しかしプロポーションについては、構造的な点で3台から選択することになります」

「量産車の方が、ちょっとばかり肉感的ですけれど。3つのタイプは、それぞれの分野で際立っていると思いますよ。EZゴーは非常にわかりやすく、非常にスペシャルです。EZプロでは楽しみましたし、これは対極にある存在ですね。ルノーの豊かさを示すものです」

――EZアルティモとクリオは、どちらをデザインするのがお好みですか?

「それを考えたことはなかったですね。ただ、クリオには、万人受けするクルマを造ることが求められると考えます。どこでも見かける、多くのひとびとが手に入れられるクルマですから。カーデザイナーになったのは、フェラーリをデザインするためでした。しかし、時を経てわたしも大人になりましたよ。よくできたコンパクトカーの方が好みだ、と思える程度には」

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