ルノー・ツインZコンセプトを発表
公開 : 2013.04.09 11:01 更新 : 2017.06.01 01:51
この新しいルノーのEVのコンセプト・モデル、ツインZ(ツインジー)は、来年デビューするトゥインゴに大きく影響を与えるモデルだと思われる。このスーパーミニ、ツインZは、来月発表されるトゥインゴの3ドア・リア・ドライブ・ハッチ・コンセプトの兄弟モデルと考えられている。
ツインZは、リア・ホイール・ドライブだが、内燃機関の代わりに電気モーターが搭載され、5ドア・ハッチのボディを持つ。
モーターは67bhp、23.1kg-mとそれほど強力なものではなく、最高速度も81km/hに留まる。
サイズは3623mmの全長で、重さは980kgとかなり軽量だ。
リアがオーリンズの可変ダンパーを持つダブル・ウィッシュボーンという洗練されたサスペンション・レイアウトを持つ。そのサスペンションがボディの4隅に追いやられているため、インテリア・スペースを大きくとることができたという。
デザインは、ルノーと英国のデザイナー、ロス・ラブグローブによって構築されている。ラブグローブは、竹材から制作された自転車や、ルフトハンザのファースト・クラスのデザインを行った人物でもある。
ラブグローブは、ホイールのデザインも行なっており、その特殊なホイールにあわせてミシュランはタイヤ・セットを開発した。
5ドア・ボディは、センターピラーをなくすため、リアに前開きのドアを採用している。キャビンは、輪郭を照らす明かりに覆われ、シートは可能な限り薄くされている。そのシートは、防水性および難燃性に優れ、シート・フレームは、キャビンを明るくするためにファブリックを透過して見えるような仕組みがとられている。
このツインZは、純粋にコンセプト・モデルではあるが、次のトゥイングの5ドアおよび3ドアのベースとなると考えてよいだろう。フィアット500やミニと戦うために、ルノーは次期トゥイングに高度なカスタマイズ・メニューを用意する予定だという。