4~9月 軽の新車販売、トップブランドは? 「2018年9月に売れた日本車」
2018.10.05
2018年9月 車名別販売台数ランキング
1位 ホンダN-BOX 2万2540台
2位 日産デイズ 1万5070台
3位 スズキ・スペーシア 1万3801台
4位 日産ノート 1万3589台
5位 ダイハツ・タント 1万1858台
6位 ダイハツ・ムーヴ 1万1158台
7位 ダイハツ・ミラ 1万90台
8位 トヨタ・アクア 1万19台
9位 トヨタ・プリウス 9564台
10位 日産セレナ 9402台
11位 スズキ・ワゴンR 9004台
12位 トヨタ・カローラ 8732台
13位 ホンダ・フリード 8091台
14位 トヨタ・ヴィッツ 7626台
15位 ホンダN-WGN 7256台
商用車ホンダN-VAN 4029台
月間の乗用車の車名別ランキングでは、“軽高登低” の傾向が続いている。首位に立ったのは昨年9月に全面改良を実施したホンダN-BOXで、前年同月比16.5%減ながら2万2540台の販売を成し遂げて13カ月連続での制覇となった。
続く第2位には、同0.5%減の1万5070台を販売した日産デイズがふたつ順位を上げてランクイン。第3位には1ランクダウンながら同44.2%増の1万3801台を記録したスズキ・スペーシアが入る。軽自動車のトップ3独占は2カ月ぶりで、今年度では3回目だ。
第4位には同12.2%減(1万3589台)で1ランクダウンした日産ノートが、第5位には同1.9%増(1万1858台)を果たしたダイハツ・タントが位置。また、6月にトコットを設定したダイハツ・ミラは同15.2%増(1万90台)を記録して第7位に、9月に仕様の一部向上を行った日産セレナは同14.8%増の9402台を販売して第10位に食い込んだ。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、11カ月連続である。
注目の新型車の動向をチェックしていこう。6月にハッチバックモデルのスポーツ、8月にスポーツのMT車を追加したトヨタ・カローラは同57.4%の大幅増(8732台)を成し遂げて第12位に、5月に安全性能の向上など一部改良を図ったトヨタ・ヴィッツは同18.5%増(7626台)を達成して第14位に、6月末にフルモデルチェンジを実施したトヨタ・クラウンは同157.2%の大幅増(6063台)で第24位に位置。
7月にフルモデルチェンジしたスバル・フォレスターは同226.0%の大幅増(5154台)で第28位に、7月にNISMOモデルを追加した日産リーフは同1291.6%の大幅増(2811台)で第42位に、新ジャンルの小型クロスオーバーワゴンを謳って昨年12月にデビューしたスズキ・クロスビーは月販目標の2000台を上回る2699台を記録して第43位に、6月に7人乗り仕様を追加した新型3列シートクロスオーバーSUVのマツダCX-8は月販計画1200台を上回る2477台を販売して第45位に、7月にフルモデルチェンジしたスズキ・ジムニーは同44.2%増(2070台)で第49位につける。また、8月にPHEVの進化など一部改良を実施した三菱アウトランダーは同59.7%増(1509台)で第56位に、8月末にまずガソリン車を発売した新型ホンダCR-Vは938台を登録して第64位にランクイン。
注目の新型軽バンであるホンダN-VANは4029台の月販台数を記録した。
2018年 4〜9月期 このクルマが売れた
2018年度上半期の車名別ランキングにも触れておこう。トップとなったのは軽自動車のホンダN-BOXで、前年同期比23.8%増の11万7100台を達成して2年連続での首位につく。続く第2位には、新型に切り替わったスズキ・スペーシアが同52.1%増の7万3606台を販売してランクイン。第3位には、同7.5%減ながら6万3303台を成し遂げた日産ノートが入った。
トップ10を一覧すると、軽自動車が昨年度より1車種増えて7車種となり、登録車は3車種にとどまる。ユーザーの節約志向および低燃費志向が依然として続いていることに加え、軽自動車全般の安全装備のさらなる拡充が、軽カー人気を高める要因となっているようだ。