イタリアの自動車メーカー ほとんどが創業者名に由来 例外2社も、由来は?

公開 : 2018.10.08 11:40

フェラーリアバルトなどの由来は?

イタリアを代表するスポーツカーといえば、フェラーリ。アルファ・ロメオのレーシングドライバーだったエンツォ・フェラーリが設立したのは、クルマ好きなら知らないひとはいないだろう。

フェラーリほどではないが、スポーツカーや高級車のメーカーとして有名なマセラティ。この会社も、ボローニア在住のマセラティ兄弟が興したものだ。

高級車メーカーに始まり、ラリーやWECなどのモータースポーツで活躍したランチアの社名も、創業者ヴィンチェンツォ・ランチアに由来している。

フィアット傘下の小型車で日本でも人気があったアウトビアンキは、ルーツはビアンキという自転車メーカー。創業者、エドアルド・ビアンキの名が社名の由来だ。ビアンキの自転車は、日本でも有名だ。その自動車部門がフィアットとピレリの資金援助で、アウトビアンキ社という別会社になった。

サソリのマークでおなじみのアバルトも、カルロ・アバルトが興した自動車メーカー。

ここまで紹介したメーカーは、今やすべてフィアット傘下にある。アルファ・ロメオ、フェラーリ、マセラティ、アバルトは存続しているが、ランチアは国内専用ブランドとなり、アウトビアンキは事実上消滅した。

両社とも、かつては日本でもけっこう見かけたブランドのクルマだけに、少々残念でならない。

フェラーリと並び称されるスーパーカー・メーカーのランボルギーニ。この会社も創業者のフェルッチオ・ランボルギーニが興したトラクター会社がルーツだ。今はフォルクスワーゲン・グループに属している。

フェラーリやランボルギーニ同様、スーパーカー・ブームで有名になったデ・トマソだ。

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