試乗 メガーヌR.S.(ルノー・スポール)新型 4コントロール/6EDC
公開 : 2018.10.07 06:10 更新 : 2021.03.05 21:34
どんな感じ?
四輪操舵のR.S.を試す
注目の4コントロールの後輪操舵はR.S.専用の “レースモード” では車速100km/hまで逆位相、それ以外のモードでは60km/hまでが逆位相(どのモードでもそれ以上の車速で同位相)となる。
というわけで、メガーヌR.S.は日本の公道では大半で逆位相で走ることになり、とにかく小さな舵角だけで、切ったら切っただけグリグリ曲がっていく。理屈としては逆位相ではリアのスタビリティ限界は下がるはずである。
しかし、新型メガーヌR.S.は横滑り防止装置が解除になるレースモードでも、公道でアマチュアがオイタする程度ではリアがブレークするような素振りはほとんど見せない。
もちろん、それは魔法でもなんでもなく、この程度(?)の動力性能や公道で試せる程度の速度域では、新型メガーヌR.S.の基本フィジカルにまだまだ余裕があるということだろう。それでも耐え切れない旋回Gに達する速度域では、すでに安定志向の同位相になっている……わけだ。