試乗 アリエル・アトム4 新シビックのエンジン流用 見た目そのまま、中身激変 

公開 : 2018.10.31 11:40

コンパクトで軽量なボディ 新型シビックのエンジン流用

1インチ拡大した前後のホイール径や新しいジオメトリー、変更が加えられたボディワークを含めて、このモデルがビジュアル面で練られた史上初のアトムだと考えている。

先代はまるで風呂場で見かける貧弱なクモのようだったが、アトム4はタランチュラのような屈強さを身につけているのだ。

全長は少々長くなっているが、それでも3520mmに収まっている。一方で全幅は1880mmと、軽量級としては非常に幅広い。ホイールベースはわずかに延長され2390mmに、トレッドは前後がそれぞれ1600mmと1615mmである。ボディサイズが拡大したということは、先代よりも重くなったということでもある。595kgの車重は20kgの増加だ。とはいえ、相変わらず重さとは無縁だ。

他の部分もすべて刷新されている。エンジンはホンダが生産を中止した後も使い続けていたシビックの自然吸気に代わり、最新のホンダ・シビック・タイプRの2.0ℓターボユニットを搭載している。アリエルは軽さとパワーを両立させるためスーパーチャージャーを装着していたが、今回はエンジンに手を加える必要がなかったらしい。

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