試乗 アリエル・アトム4 新シビックのエンジン流用 見た目そのまま、中身激変
公開 : 2018.10.31 11:40
驚異的なパフォーマンス
6500rpmで324ps、3000rpmで42.9kg-mを発揮する。通常の圧縮比は1.3気圧だが、ダイアルで調整することで294ps(0.6気圧)、223ps(0.3気圧)にも変更できる(スロットルペダルの開度を減らすのと似たような効果だ)。
このパワーは6速ギアボックスやLSDを介して出力される。今回の試乗車には3グレードのうち2番目のオプションが装着されており、サスペンションはアルミ製のインボード式(空気抵抗軽減のため)ダプルウィッシュボーン。
ホイールはスタンダード、鍛造、カーボンの3種類が用意されており、タイヤはエイボンZZシリーズを採用し(ZZSが標準だが、ウェットではオプションのZZRよりも劣る)、フロントは195/50 R16、リアは255/40 R17を履く。
公表されているパフォーマンスは驚異的だ。0-100km/h加速は2.8秒、0-160km/h加速は6.8秒で、最高速は261km/hに達する(エアロダイナミクスは改善されているが、流線型というわけではもちろんなく、頭に感じられる抵抗で速度がわかる)。
以前開催していた0-160-0km/h記録会をここ数年は実施していないのだが、その理由のひとつにはこのクルマがすべての記録を塗り替えてしまった事実もある。もし、アトム4に肉薄するクルマが登場したら、また一年の恒例行事となることだろう。