ジャガー・ランドローバー ソリフル工場2週間停止へ 「トリプルパンチ」が理由

公開 : 2018.10.11 19:10

世界全体で12.3%の販売減

今年9月には世界全体で5万7114台を売り上げたが、これは昨年同月比で12.3%の減少だ。しかしJLRはレンジローバー・ヴェラールやジャガーIペースなどには「強い」需要があるとしている。

もっとも大きな影響を受けた中国市場では、その売り上げは46.2%減少した。JLRはこれを関税の引き上げや貿易摩擦が原因だとしている。欧州での売り上げも4.7%減少している。

英国では9月に業界全体で20.5%の売り上げ減少が見られているが、JLRの減少は0.8%にとどまっている。これはディーゼルの需要低迷やサルーンの不人気、それにEU離脱にともなう不透明感が原因だ。

英国自動車業界で最大の労働組合であるユナイトによれば、ブレクジット、ディーゼルに対する政府の混乱、電動化支援への及び腰による「トリプルパンチ」を受けているとのことだ。

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