ポルシェのEV「タイカン」 2019年発表に向け準備着々 詳細情報
公開 : 2018.10.17 10:50 更新 : 2021.02.10 17:27
タイカンの充電装備
フロントのホイールアーチ後方に開口部が設けられ、そこから充電口にアクセスすることができる。ポルシェは非接触充電機能を設けるつもりのようだが、それが当初から選択可能となるかどうかは不明だ。
ポルシェはタイカンの走りだけでなく充電も素早いものとするため、800V充電システムを開発した。「800V技術により、15分間の充電で400km程度の走行が可能です。現行のシステムのおよそ半分です」とウェックバッハはいう。
800Vシステムの採用は充電速度だけでなく、軽量かつコンパクトな配線にすることができ、EVとしてはトップレベルの運動性能を実現した。ただし、これでもその車重は2000kg超となるようだ。
「フロア下にバッテリーを搭載したおかげで、重心高が911よりも低くなっています。ポルシェらしい走り、見た目、フィーリングを実現しました。単にパワートレインが変わっただけのように感じるでしょう」とウェックバッハは説明する。さらに、前後重量配分は50:50になっているとのことだ。
ニュルブルクリンクでのラップタイムはは超少数生産で1360psを発揮するニオEP9が持つ6分45秒という記録を塗り替えることはできないだろう。しかし、ポルシェはニュルでのテストを続けており、そのタイムは8分を切るといわれている。