フォードGT、350台増産へ 6倍の需要受け 選考基準は「きちんと乗るか」
公開 : 2018.10.19 17:40
すでに500台が割り当て済み
GTはデトロイトでプロトタイプが公表されてから2年後の昨年12月に生産が開始されている。その生産はカナダのレース系メーカー、マルチマティックのオンタリオ工場が担当している。ここではル・マンで戦うGTEマシンも製造される。
オンタリオ工場では年間250台程度が生産可能だが、すでに500台が顧客に割り当てられている。残りの500台については2018年に申し込みを受け付けた。
フォードのCTO、ラージ・ナーイルは組み立てが終わった1号車をドライブした。「2016年にフォードGTの生産を開始した時点では、ふたつの目標を掲げていました。ひとつはル・マンで活躍すること、もうひとつは年末までに納車を開始することです。その両方を成し遂げることができました」と彼は語った。
「このクルマのデザインおよび開発に携わるすべてのひとにとって、これは記念すべき瞬間です。新型フォードGTはわれわれの革新と、お客様により良いものを提供するという約束の表れです。特に軽量部品、空力、エコブースト技術などに力を注いでいます」