自動車史で最後を飾ったクルマ 後編 FFのアルファ・ロメオ、ランエボX ほか
公開 : 2018.10.21 06:10 更新 : 2021.03.05 21:42
フォルクスワーゲン・ビートル:ニュー・ビートル・ファイナル・エディション(2019年)
われわれの読みは正解だった。フォルクスワーゲンは、伝統ともいえるニュー・ビートルの生産を2019年に終了することとなった。最後の1台が工場をラインオフすると、ドイツ・ヴォルフスブルクに本社をおく企業が初めて、初代から続いてきたビートルの生産を終了させることになる。ちなみにリアエンジンの初代ビートルの生産が始まったのは、第2次世界大戦が始まる前年の、1938年となる。
フォルクスワーゲンは、生産を終了する前に2種類の限定モデルを発売する予定。それは、ファイナル・エディションSEとファイナル・エディションSELと呼ばれ、標準モデルの幅広いオプションリストに加え、特別色を含む特別装備が用意されるだろう。
終わりがあれば始まりもある。自動車の歴史は、次々に積み重ねられていくものなのだ。