自動運転支援技術 「自動」が危険な誤解の要因に ザッチャム研究所が指摘

公開 : 2018.10.22 10:10

あくまでも「支援」

「われわれがいいたいのは、今日の技術はドライバーをサポートするものだということです。自動運転ではなく、ドライバーが注意を逸らすこともできません」

「ハイウェイ・アシストを正しく使用すれば安全性を高め死亡事故を減らすことができるでしょう。しかし、誤解を招く名称や広告を使用していれば、そうはいきません」

この研究結果が公表されてから、英日産は「自動」や「自律」という用語の使用をやめ、「支援システム」と呼称するようにしたという。またボルボも「半自動」という用語が混乱を招く可能性があるとして使用を中止した。

ザッチャムのテスト結果によれば、このような用語を使用している車両の大半がその名称に見合う機能を有していないとのことだ。ユーロNCAPは2020年までに、安全性評価の中にこれらの装備を含めるという。

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