試乗 ホンダCR-V日本凱旋 新型ハイブリッド/1.5ターボ、5座/7座乗り比べ
公開 : 2018.11.02 11:40 更新 : 2018.12.07 20:35
「買い」か?
本命はターボ車
最廉価はFFのターボEX/5名の約323万円。最高価格は4WDのハイブリッドEXマスターピースの約436万円。
ターボ車とハイブリッド車の差額は55.4万円、同じくFFと4WDは21.6万円。マスターピース仕様はプラス36.1万円である。動力性能でハイブリッド車に圧倒的なアドバンテージがあるわけでもなく、燃費への投資で55万円は厳しい。
先進的な走行感覚やイメージも含めて納得できるのがハイブリッド車。ハイブリッド車の中でも燃費や動力性能で実効性が高く、ハイブリッド前提もしくは予算に余裕があれば魅力的だ。
ファミリー&レジャー用途の本命はターボ車である。ヴェゼル対比ではすべてにおいて車格違い。タウンユース主体ならともかく、長距離やレジャー用途のためにSUVを選択するなら価格差を踏まえてもCR-V。一方、同車格ではハリアーのターボ車やアウトランダーの2.5ℓ車と同価格帯に入る。選び分けでは趣味嗜好の要素が大きな3車ではあるが、走行性能やキャビンユーティリティにおいてはCR-Vが一歩先行く印象だ。
最新モデルなら当然とも言えるのだが、レジャー向けワゴンとしてのまとめ方のうまさも大きい。適応用途や走行性能の基本を軸とした最近のホンダ車らしいモデルである。